地域在住高齢者における咳嗽力と呼吸機能,運動機能,口腔嚥下機能の関連
〔目的〕地域在住高齢者の咳嗽力と呼吸,運動,口腔嚥下機能との関連性を検討する.〔対象と方法〕対象は65歳以上の地域在住高齢者143名とした.咳嗽力には咳嗽時最大呼気流量(CPF),呼吸機能には努力性肺活量(FVC),最大吸気圧(MIP),最大呼気圧,胸腹部可動性を測定した.運動機能には30秒椅子立ち上がりテスト,Timed Up and Go test,口腔嚥下機能にはオーラルディアドコキネシス,反復唾液嚥下テストを実施した.〔結果〕CPF低下の認められた16%の対象者は呼吸,運動,嚥下機能も低下していた.重回帰分析の結果,CPFの有意な独立変数はFVCとMIPであった.〔結語〕地域在住高齢者...
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Veröffentlicht in: | Rigaku ryoho kagaku 2017, Vol.32(4), pp.521-525 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 〔目的〕地域在住高齢者の咳嗽力と呼吸,運動,口腔嚥下機能との関連性を検討する.〔対象と方法〕対象は65歳以上の地域在住高齢者143名とした.咳嗽力には咳嗽時最大呼気流量(CPF),呼吸機能には努力性肺活量(FVC),最大吸気圧(MIP),最大呼気圧,胸腹部可動性を測定した.運動機能には30秒椅子立ち上がりテスト,Timed Up and Go test,口腔嚥下機能にはオーラルディアドコキネシス,反復唾液嚥下テストを実施した.〔結果〕CPF低下の認められた16%の対象者は呼吸,運動,嚥下機能も低下していた.重回帰分析の結果,CPFの有意な独立変数はFVCとMIPであった.〔結語〕地域在住高齢者の16%はCPFが低下し,CPF低下予防には呼吸機能であるFVCとMIPを保つことが重要である. |
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ISSN: | 1341-1667 2434-2807 |
DOI: | 10.1589/rika.32.521 |