超音波散乱法による微粒子分散系の新しいナノ・ミクロン構造解析
医療,非破壊検査,ソナーなどで広く用いられている超音波を,高分子材料のミクロな構造解析に応用すべく,新しい超音波散乱技術の開発を行ってきた.本報では,おもに二つの手法について最近の研究成果をまとめる.一つ目は,動的超音波散乱(DSS)法であり,これは動的光散乱(DLS)法の超音波版である.高度に着色もしくは乳濁した微粒子分散系において,粒子径分布や凝集状態を解析することが可能である.また,ブロードバンドパルスを用いているため,位相を活用して試料の位置情報を取得することができ,粒子の構造を可視化することも可能である.二つ目の手法は超音波スペクトロスコピー(US)法である.この手法は古くから用いら...
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Veröffentlicht in: | Kōbunshi ronbunshū (Tokyo) 2017/07/25, Vol.74(4), pp.319-333 |
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Hauptverfasser: | , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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