山岳渓流における近年の流出高変動

中部山岳地域は,世界でも有数の豪雪地として知られている。本地域にもたらされる降雪は降雨にもまして極めて重要な水資源である。また,大量の積雪から春先に流出する融雪水は,水資源として有効である。流域内に堆積する雪は天然の白いダムとなっている。地球規模の温暖化に伴って降雪量は減少するとの報告がなされているが,これらの研究は低標高地域での観測データに基づいている。高標高地域でも同じことが言えるのか否かについては,高標高地域での降雪量の観測データが得られていないために検討することができない。本稿では,中部山岳地域の山岳渓流における融雪期の流出高変動から降積雪量の変動について議論する。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Journal of Japanese Association of Hydrological Sciences 2017/08/28, Vol.47(2), pp.87-96
1. Verfasser: 鈴木, 啓助
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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