農村部公的医療保険の受給者評価に対する世帯・地域特性の影響: 中国遼寧省K市調査データのマルチレベル分析から
二〇〇〇年代以降の中国社会においては、都市―農村の二元構造を超えて、全国民を対象とした各種の社会保障プログラムが整備されてきた。社会支出の急増をともなうそうした制度、とくに農村部における福祉制度の整備により、中 国の福祉改革は「福祉国家への離陸」(武川 二〇〇七)を迎えている。この中国農村部福祉を、国際的に蓄積されてい る福祉国家・レジーム研究のなかに新たに位置づけることで、東アジアの福祉レジームに関する議論をさらに深化させることが本稿の狙いである。 こうした問題意識のもとで、本稿は、福祉レジーム論の理論枠組みを援用しつつ、農村部で運用されている公的医療保険を対象とし、ミクロな観点から農村部福...
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Veröffentlicht in: | Soshioroji 2016/02/01, Vol.60(3), pp.77-96 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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