P-2-F32 摂食機能訓練の充実・拡大への過程
はじめに2009年より摂食嚥下機能療法促進チームを立ち上げ、摂食機能の向上に取り組んでいる。昨年は全看護師の摂食機能訓練に関する知識・技術の向上、摂食機能訓練の充実を図ることを目的に、看護師教育に取り組んだ。その結果、摂食機能訓練を実施できる看護師が、4月は12名であったが、12月には26名(全員)となった。摂食機能訓練実施可能な看護師が増えたこと、継続的な教育により、計画的に、摂食機能訓練対象患者数の増加につなげることができたのでその過程を報告する。目的1.病棟看護師が摂食機能訓練に必要な知識と技術を習得する。2.摂食機能訓練対象患者数の増加を図る。期間2014年1月〜6月方法1.摂食嚥下機...
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Veröffentlicht in: | 日本重症心身障害学会誌 2014, Vol.39(2), pp.332-332 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | はじめに2009年より摂食嚥下機能療法促進チームを立ち上げ、摂食機能の向上に取り組んでいる。昨年は全看護師の摂食機能訓練に関する知識・技術の向上、摂食機能訓練の充実を図ることを目的に、看護師教育に取り組んだ。その結果、摂食機能訓練を実施できる看護師が、4月は12名であったが、12月には26名(全員)となった。摂食機能訓練実施可能な看護師が増えたこと、継続的な教育により、計画的に、摂食機能訓練対象患者数の増加につなげることができたのでその過程を報告する。目的1.病棟看護師が摂食機能訓練に必要な知識と技術を習得する。2.摂食機能訓練対象患者数の増加を図る。期間2014年1月〜6月方法1.摂食嚥下機能療法促進チームによる新採用・配置換え看護師への教育を実施する。2.3カ月毎に新たな摂食機能訓練開始患者を選定する。結果・考察昨年、受け持ち看護師が中心となって作成した摂食機能訓練実施計画書をもとにチームメンバーが説明および指導を実施した。摂食機能訓練実施計画書は写真、解説などを取り入れて作成しているため、重症心身障害児(者)看護の経験が浅い看護師にも患者の特徴を踏まえた訓練方法が分かりやすく周知できた。また、摂食機能訓練技術向上のために、映像を用いて指を動かす方向・早さなどの基本動作を繰り返し訓練することで統一した方法で実施出来ている。摂食機能訓練対象患者数は、60名中32名から46名に増加し、月別訓練実施件数は、1月289件から5月368件に増加した。結語以上、新たに配属された病棟看護師が摂食機能訓練に必要な知識と技術を習得できるような教育体制の継続により、摂食機能訓練対象者数、訓練実施件数の増加につながった。今後は、訓練技術の向上とともに、摂食機能訓練カンファレンスを開催し、評価の充実を図っていきたい。 |
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ISSN: | 1343-1439 2433-7307 |
DOI: | 10.24635/jsmid.39.2_332_2 |