バーチャル環境を介した視覚的フローの獲得がトレッドミル歩行に与える影響

歩行中の視覚情報は,歩行の調整や制御をする上で重要な役割を担っている.近年,バーチャル·リアリティ(Virtual Reality : VR)環境を付与したフィードバック制御型のトレッドミル(Gait Real-time Analysis Interactive Lab : GRAIL)が開発された.GRAIL上では,自動速度調整(Self-paced : SP)モードを用いて,自分自身で調整した歩行速度と連動した視覚情報を獲得することができる.しかしながら,それらの視覚的フローの獲得による歩行の安定性への影響については,まだ明らかになっていない.本研究では,VRを付与したときの歩行安定性への...

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Veröffentlicht in:日本義肢装具学会誌 2019/04/01, Vol.35(2), pp.124-127
Hauptverfasser: 加藤, 健治, 相本, 啓太, 近藤, 和泉
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:歩行中の視覚情報は,歩行の調整や制御をする上で重要な役割を担っている.近年,バーチャル·リアリティ(Virtual Reality : VR)環境を付与したフィードバック制御型のトレッドミル(Gait Real-time Analysis Interactive Lab : GRAIL)が開発された.GRAIL上では,自動速度調整(Self-paced : SP)モードを用いて,自分自身で調整した歩行速度と連動した視覚情報を獲得することができる.しかしながら,それらの視覚的フローの獲得による歩行の安定性への影響については,まだ明らかになっていない.本研究では,VRを付与したときの歩行安定性への影響を,歩行速度,歩幅,歩隔のばらつきの変化に着目して検討したので報告する.
ISSN:0910-4720
1884-0566
DOI:10.11267/jspo.35.124