骨形成不全症の下肢に発生した術後骨折
「要旨」 骨形成不全症では, 弯曲や骨折した長管骨に対し矯正骨切り術や内固定術を行うが, 術後再骨折を生じることがある. 2005年1月~2015年3月の間に当センターで下肢に対して初回手術を行った36例(男児18例, 女児18例)66肢(大腿骨47肢, 脛骨19肢)を対象とし, 術後骨折, 転帰, 原因や傾向について調査を行った. 術後骨折を生じた症例は26肢(大腿骨23肢, 脛骨3肢)であった. 骨折を生じた大腿骨23肢中10肢で再手術を要した. Non-Protective Areaで生じた骨折は, 全例で再手術が必要となった. Protective Areaで生じた骨折は, 多くが保存...
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Veröffentlicht in: | 日本小児整形外科学会雑誌 2017-09, Vol.26 (1), p.88-93 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」 骨形成不全症では, 弯曲や骨折した長管骨に対し矯正骨切り術や内固定術を行うが, 術後再骨折を生じることがある. 2005年1月~2015年3月の間に当センターで下肢に対して初回手術を行った36例(男児18例, 女児18例)66肢(大腿骨47肢, 脛骨19肢)を対象とし, 術後骨折, 転帰, 原因や傾向について調査を行った. 術後骨折を生じた症例は26肢(大腿骨23肢, 脛骨3肢)であった. 骨折を生じた大腿骨23肢中10肢で再手術を要した. Non-Protective Areaで生じた骨折は, 全例で再手術が必要となった. Protective Areaで生じた骨折は, 多くが保存加療で骨癒合が得られたが, Obtulator-Tip, Delayed-Union Regionでの骨折では再手術を要した症例もあった. |
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ISSN: | 0917-6950 |