Ultrashort Echo Time (UTE) MRIによる齲蝕観察

MRIの新しい撮像シーケンスであるuntrashort echo time法を用いて齲蝕を観察した論文を以下にご紹介します. MRIは軟組織の重要な画像検査法として知られている. 歯科でも腫瘍性病変, 顎関節疾患や炎症性疾患の画像診断に活用されている. しかしながら, 齲蝕の画像診断ではエナメル質および象牙質による大きな磁化率が磁場を不均一にするために, 診断精度の高い画像を得ることが困難であった. こういう現状の下, ultrashort echo time (UTE) MRIにより撮像された直接かつin vivoな歯の硬組織MRIが最近報告された. 本研究の目的は齲蝕同定におけるUTE M...

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Veröffentlicht in:奥羽大学歯学誌 2014-03, Vol.41 (1), p.14-14
1. Verfasser: 原田卓哉
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:MRIの新しい撮像シーケンスであるuntrashort echo time法を用いて齲蝕を観察した論文を以下にご紹介します. MRIは軟組織の重要な画像検査法として知られている. 歯科でも腫瘍性病変, 顎関節疾患や炎症性疾患の画像診断に活用されている. しかしながら, 齲蝕の画像診断ではエナメル質および象牙質による大きな磁化率が磁場を不均一にするために, 診断精度の高い画像を得ることが困難であった. こういう現状の下, ultrashort echo time (UTE) MRIにより撮像された直接かつin vivoな歯の硬組織MRIが最近報告された. 本研究の目的は齲蝕同定におけるUTE MRIの有用性を臨床的に評価することである. 40名の無作為に選ばれた患者 (平均年齢41+-15歳) が対象となった. 39名の患者が従来の臨床的評価, 咬翼法エックス線検査ならびにturbospin echo (TSE) およびUTEによるMRI検査を受けた. 1名の患者は閉所恐怖症のためMRI検査を除外された.
ISSN:0916-2313