循環器疾患をもつ入院中の子どもと家族への重要な看護実践の検討: デルファイ法を用いて

高度医療において求められる小児循環器看護の臨床実践について、その教育内容と方法を検討するために、小児循環器看護の重要な看護実践を明らかにすることを目的に、デルファイ法により調査を行った。方法は、小児看護専門看護師のプロセスレコードを基に作成した44項目の質問紙を使用し、小児循環器看護経験5年以上の看護師22名に対し<小児看護><小児循環器看護>それぞれ重要度を10段階で質問する調査を3回行った。第1回に自由記載欄を設けその結果により、子どもの状態を適切にアセスメントするための項目、子どもの状態を安定させるためのかかわりを中心に具体的な特徴ある56項目が追加された。また、小児循環器看護として同意...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本小児看護学会誌 2020, Vol.29, pp.65-73
Hauptverfasser: 水野, 芳子, 宗村, 弥生, 小川, 純子, 栗田, 直央子, 笹川, みちる, 村山, 有利子, 横山, 奈緒実, 長谷川, 弘子, 日沼, 千尋
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:高度医療において求められる小児循環器看護の臨床実践について、その教育内容と方法を検討するために、小児循環器看護の重要な看護実践を明らかにすることを目的に、デルファイ法により調査を行った。方法は、小児看護専門看護師のプロセスレコードを基に作成した44項目の質問紙を使用し、小児循環器看護経験5年以上の看護師22名に対し<小児看護><小児循環器看護>それぞれ重要度を10段階で質問する調査を3回行った。第1回に自由記載欄を設けその結果により、子どもの状態を適切にアセスメントするための項目、子どもの状態を安定させるためのかかわりを中心に具体的な特徴ある56項目が追加された。また、小児循環器看護として同意が得られない項目はなかった。<小児看護>と<小児循環器看護>の重要度は41項目に有意差があった。これらの項目は小児循環器看護の特徴を表していると考えた。
ISSN:1344-9923
2423-8457
DOI:10.20625/jschn.29_65