心臓カテーテル検査を受ける子どもと家族に関する国内看護文献レビュー

心臓カテーテル検査を受ける子どもと家族への看護に関する研究の内容と動向を明らかにするために、国内文献の検討を行った。医学中央雑誌とJDream2を用いて2011までの過去30年間の文献を検索し38件が抽出された。これに1999年から2011年までの日本小児循環器学会看護セッション会議録31件を加えた69件を分析の対象とした。研究の動向は、クリニカルパスやプレパレーションの導入など発表年代ごとに内容の特徴があり、わが国の小児看護のトピックスを反映していた。子どもの心身の苦痛の軽減に向けた看護には、プレパレーションの工夫や、検査後安静時間の短縮、固定用具の開発などの研究があった。家族への援助にはパ...

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Veröffentlicht in:日本小児看護学会誌 2013/11/20, Vol.22(3), pp.63-69
Hauptverfasser: 宗村, 弥生, 小川, 純子, 日沼, 千尋, 横山, 奈緒実
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:心臓カテーテル検査を受ける子どもと家族への看護に関する研究の内容と動向を明らかにするために、国内文献の検討を行った。医学中央雑誌とJDream2を用いて2011までの過去30年間の文献を検索し38件が抽出された。これに1999年から2011年までの日本小児循環器学会看護セッション会議録31件を加えた69件を分析の対象とした。研究の動向は、クリニカルパスやプレパレーションの導入など発表年代ごとに内容の特徴があり、わが国の小児看護のトピックスを反映していた。子どもの心身の苦痛の軽減に向けた看護には、プレパレーションの工夫や、検査後安静時間の短縮、固定用具の開発などの研究があった。家族への援助にはパスや説明方法の工夫に関するものが多かった。いずれも会議録が殆どであり、今後はエビデンスの基となりうる研究を文章化していくこと、エビデンスに基づいた看護指針を明確にしていく必要があることが示唆された。
ISSN:1344-9923
2423-8457
DOI:10.20625/jschn.22.3_63