口腔顎顔面痛症例報告3 - Cracked tooth syndrome (CTS) と Atypical odontalgia (AO)
「I. 症例1」「1) 患者 : 50歳男性. 」主訴 : 左側の奥歯が噛むと痛む. 現病歴 : 4, 5年前, 硬いものを噛んだ時に痛みを自覚するようになる. 3年前に歯科医院を受診し, 治療を行うも, その後も痛みが続く. 1年前から, 噛んだ時の痛みが強くなり, 2012年1月, 紹介元の歯科医院を受診する. 診査の結果, 特に原因となる所見は確認できなかった. 辺縁性歯周炎とブラキシズムを疑い, 歯周病の治療とスプリントによる管理を行った. その後, 疼痛は一時的に緩和されたが, 4月以降, 痛みが再発するようになる. 鎮痛剤の服用により, 痛みは一時的に軽減されるが, 診断が確定でき...
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Veröffentlicht in: | 日本顎口腔機能学会雑誌 2013-02, Vol.19 (2), p.196-197 |
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Hauptverfasser: | , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. 症例1」「1) 患者 : 50歳男性. 」主訴 : 左側の奥歯が噛むと痛む. 現病歴 : 4, 5年前, 硬いものを噛んだ時に痛みを自覚するようになる. 3年前に歯科医院を受診し, 治療を行うも, その後も痛みが続く. 1年前から, 噛んだ時の痛みが強くなり, 2012年1月, 紹介元の歯科医院を受診する. 診査の結果, 特に原因となる所見は確認できなかった. 辺縁性歯周炎とブラキシズムを疑い, 歯周病の治療とスプリントによる管理を行った. その後, 疼痛は一時的に緩和されたが, 4月以降, 痛みが再発するようになる. 鎮痛剤の服用により, 痛みは一時的に軽減されるが, 診断が確定できず, 同年7月, 長崎大学病院オーラルペイン・リエゾン外来を紹介される. 既往歴 : 30歳時より高血圧, 10年前に肺気腫, 気胸の既往あり. 内服薬 : ベシル酸アムロジピン (5mg) 1錠. 家族歴 : 父親が肝細胞癌. |
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ISSN: | 1340-9085 |