皮膚感染症

「POINT」(1) 目に見えない感染症起因菌を推察するためには問診に加え視診や触診による皮膚所見から得られる情報が重要であるため, 診察力を磨いてほしい (2) 感染症の成立には細菌側の要因と, 宿主の防御機構の相対的な力関係に依存するため, 患者の既往歴や症状経過聴取なども重要である (3) 施設ごとに設備と実施可能な検査には差異があると考えるが, 光学顕微鏡検査の手技を習得していると診察の幅が広がる (4) 最近のトピックとして帯状疱疹はデルマクイック(R)VZV検査, アメナメビルによる内服治療, ワクチンによる予防などが盛り込まれている疾患である. ぜひ, 知識をアップデートしていた...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:月刊地域医学 2024-01, Vol.38 (1), p.33-37
1. Verfasser: 岡田寛文
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:「POINT」(1) 目に見えない感染症起因菌を推察するためには問診に加え視診や触診による皮膚所見から得られる情報が重要であるため, 診察力を磨いてほしい (2) 感染症の成立には細菌側の要因と, 宿主の防御機構の相対的な力関係に依存するため, 患者の既往歴や症状経過聴取なども重要である (3) 施設ごとに設備と実施可能な検査には差異があると考えるが, 光学顕微鏡検査の手技を習得していると診察の幅が広がる (4) 最近のトピックとして帯状疱疹はデルマクイック(R)VZV検査, アメナメビルによる内服治療, ワクチンによる予防などが盛り込まれている疾患である. ぜひ, 知識をアップデートしていただきたい
ISSN:0914-4277