EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌に対するゲフィチニブの使用経験(第2報)
要旨 : 上皮成長因子受容体(EGFR)は非小細胞肺癌の約80%に発現が認められるが, EGFR遺伝子変異を有する非小細胞癌症例ではEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の奏効率が高いことが報告されている. 近年, EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌において1st line治療としてのEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の有用性を証明した報告も見られる. 当院では, 平成19年5月24日から平成21年8月27日までにかけて診断した130例の非小細胞肺癌に対しEGFR遺伝子変異検査を施行し, 37例(28.6%)の陽性例を確認した. このEGFR遺伝子変異陽性例に対して1st line治療として12例, 2n...
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Veröffentlicht in: | 山梨肺癌研究会会誌 2010-04, Vol.23, p.2-5 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 要旨 : 上皮成長因子受容体(EGFR)は非小細胞肺癌の約80%に発現が認められるが, EGFR遺伝子変異を有する非小細胞癌症例ではEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の奏効率が高いことが報告されている. 近年, EGFR遺伝子変異陽性非小細胞肺癌において1st line治療としてのEGFRチロシンキナーゼ阻害薬の有用性を証明した報告も見られる. 当院では, 平成19年5月24日から平成21年8月27日までにかけて診断した130例の非小細胞肺癌に対しEGFR遺伝子変異検査を施行し, 37例(28.6%)の陽性例を確認した. このEGFR遺伝子変異陽性例に対して1st line治療として12例, 2nd line以降で5例に対しゲフィチニブを使用した. 「はじめに」 上皮成長因子受容体(EGFR)は非小細胞肺癌の約80%に発現が認められるが1), このEGFRを標的としたEGFRチロシンキナーゼ阻害薬が現在使用されている. |
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ISSN: | 1341-7053 |