4C/IDモデルを用いた診療参加型実習プログラムの開発と実践
医学部診療参加型実習では, 学生を診療チームに参加させ, 能力に応じ徐々に診療タスクを分担させる教育アプローチが求められる. しかし, 指導医が医療安全に配慮し, 徐々にタスクを委譲することは容易ではない. 本稿では, 学習者の認知的負荷に配慮し, タスク遂行能力を段階的に学修させるFour Component Instructional Design (4C/ID) モデルに基づき, 救急科実習プログラムを設計したので概説する. 指導者の視点からは, 学生は, 本プログラムを通じて, 学修動機, 主体性, 自信を高めている可能性が観察された. 4C/IDモデルは, 臨床実習プログラムの設計の...
Gespeichert in:
Veröffentlicht in: | 医学教育 2024/02/25, Vol.55(1), pp.27-33 |
---|---|
Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
Tags: |
Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
|
Zusammenfassung: | 医学部診療参加型実習では, 学生を診療チームに参加させ, 能力に応じ徐々に診療タスクを分担させる教育アプローチが求められる. しかし, 指導医が医療安全に配慮し, 徐々にタスクを委譲することは容易ではない. 本稿では, 学習者の認知的負荷に配慮し, タスク遂行能力を段階的に学修させるFour Component Instructional Design (4C/ID) モデルに基づき, 救急科実習プログラムを設計したので概説する. 指導者の視点からは, 学生は, 本プログラムを通じて, 学修動機, 主体性, 自信を高めている可能性が観察された. 4C/IDモデルは, 臨床実習プログラムの設計のために有効な手段として期待される. |
---|---|
ISSN: | 0386-9644 2185-0453 |
DOI: | 10.11307/mededjapan.55.1_27 |