クリニカルクラークシップ中の医学生における文献検索の現状と文献検索方法の講義によるリテラシー向上についての検討

目的 : クリニカルクラークシップ (CC) における文献検索の現状と講義の効果を検証した. 方法 : 対象は2019年5〜12月に呼吸器内科CCに参加した医学生67名. CC中に文献検索に関するアンケートと講義を実施した. 結果 : 医学生はPubMedの使用頻度が多いが, 利用する文献は日本語教科書, ガイドラインが多く, 文献の吟味, 英語読解に困難を感じていた. また, 講義の前後で文献検索リテラシーの自己評価は有意に向上し, 課題への引用文献数が前年度から増加した. 結論 : 医学生は英語も含め文献検索は行うが文献の吟味や英語読解に困難を感じていた. また, 講義でも文献検索リテラシ...

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Veröffentlicht in:医学教育 2020/08/25, Vol.51(4), pp.389-399
Hauptverfasser: 笠井, 大, 齋藤, 合, 伊藤, 彰一, 松本, 暢平, 田島, 寛之, 栗山, 彩花, 高橋, 由希子, 巽, 浩一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:目的 : クリニカルクラークシップ (CC) における文献検索の現状と講義の効果を検証した. 方法 : 対象は2019年5〜12月に呼吸器内科CCに参加した医学生67名. CC中に文献検索に関するアンケートと講義を実施した. 結果 : 医学生はPubMedの使用頻度が多いが, 利用する文献は日本語教科書, ガイドラインが多く, 文献の吟味, 英語読解に困難を感じていた. また, 講義の前後で文献検索リテラシーの自己評価は有意に向上し, 課題への引用文献数が前年度から増加した. 結論 : 医学生は英語も含め文献検索は行うが文献の吟味や英語読解に困難を感じていた. また, 講義でも文献検索リテラシーの向上が得られる可能性が示唆された.
ISSN:0386-9644
2185-0453
DOI:10.11307/mededjapan.51.4_389