接着阻害因子に関する研究: 第2報唾液の影響とその除去法について
前報の結果をふまえ, 本報では最大の接着阻害因子である唾液によって汚染された接着面に対して, どのような除去方法が有効なのかについて2種類の実験により検討した.実験1では, 接着試験を行い, 接着強さから調べ, 実験2では唾液アミラーゼ反応試薬を用いて, アミラーゼ残存度から調べた。結果を要約すると次のようになる. (1) 実験1の結果: 清掃, 水洗, アルコール間に有意差が認められなかった.また, サンドブラストが最大値を示した. (2) 実験2の結果: 清掃, 水洗, アルコール, ジクロロメタンに唾液アミラーゼ反応が生じた. (3) 実験1, 2とも同じ傾向が認められた. (4) 実験...
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Veröffentlicht in: | 日本顎咬合学会誌 咬み合わせの科学 2001/12/30, Vol.22(2), pp.190-196 |
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Hauptverfasser: | , , , , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 前報の結果をふまえ, 本報では最大の接着阻害因子である唾液によって汚染された接着面に対して, どのような除去方法が有効なのかについて2種類の実験により検討した.実験1では, 接着試験を行い, 接着強さから調べ, 実験2では唾液アミラーゼ反応試薬を用いて, アミラーゼ残存度から調べた。結果を要約すると次のようになる. (1) 実験1の結果: 清掃, 水洗, アルコール間に有意差が認められなかった.また, サンドブラストが最大値を示した. (2) 実験2の結果: 清掃, 水洗, アルコール, ジクロロメタンに唾液アミラーゼ反応が生じた. (3) 実験1, 2とも同じ傾向が認められた. (4) 実験1, 2の結果: オキシドール, 超音波洗浄, 歯面清掃機, サンドブラストが有効な結果を示した. |
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ISSN: | 1346-8111 1884-8230 |
DOI: | 10.14399/jacd1999.22.190 |