オスラー病において鼻粘膜皮膚置換術を行った22例の臨床的検討
オスラー病に伴う鼻出血は止血が非常に困難で耳鼻咽喉科医でも難渋する. 中等症—重症の鼻出血の治療については鼻粘膜皮膚置換術が適応となる. 今回われわれは2000年1月から2009年11月までの10年間に, 当院でオスラー病に対して鼻粘膜皮膚置換術を行った22例について臨床的検討を行ったので報告する. 鼻粘膜皮膚置換術は, 以前から行っていた方法 (旧術式) で13例, 2008年4月からは鼻弁部で移植皮膚を折り返す新術式で9例施行した. 新術式に変更してからの症例は鼻出血スコアの低下傾向があり, 旧術式と比べオスラー病による鼻出血に悩む患者のQOLの改善にさらに寄与できる可能性がある....
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Veröffentlicht in: | 日本耳鼻咽喉科学会会報 2012, Vol.115(2), pp.108-111 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | オスラー病に伴う鼻出血は止血が非常に困難で耳鼻咽喉科医でも難渋する. 中等症—重症の鼻出血の治療については鼻粘膜皮膚置換術が適応となる. 今回われわれは2000年1月から2009年11月までの10年間に, 当院でオスラー病に対して鼻粘膜皮膚置換術を行った22例について臨床的検討を行ったので報告する. 鼻粘膜皮膚置換術は, 以前から行っていた方法 (旧術式) で13例, 2008年4月からは鼻弁部で移植皮膚を折り返す新術式で9例施行した. 新術式に変更してからの症例は鼻出血スコアの低下傾向があり, 旧術式と比べオスラー病による鼻出血に悩む患者のQOLの改善にさらに寄与できる可能性がある. |
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ISSN: | 0030-6622 1883-0854 |
DOI: | 10.3950/jibiinkoka.115.108 |