富士通HOPE/EGMAIN-GXクリティカルパスの現状

富士通は、2009年にHOPE/EGMAIN-GXを出荷した。クリティカルパスのコンセプトは、パスカレンダ機能をベースに、オーバービューパスの機能拡充を図り、オールインワンパスの機能に近づこうとするものである。今回、2009年12月段階で出荷されているバージョン(VO2)および次期バージョン(VO3)で装備が決まっているパス機能に関して、ユーザー側の立場から検証した。パスの作成段階では、アセスメントも同時登録するアウトカムマスタになっており、アセスメントを判断する測定・観察項目の有効期間が設定できるようになっている点が便利である。しかし、患者パスシートの自動作成機能は、便利とは思わない。パスカ...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本クリニカルパス学会誌 2010/06/10, Vol.12(2), pp.152-154
1. Verfasser: 勝尾, 信一
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:富士通は、2009年にHOPE/EGMAIN-GXを出荷した。クリティカルパスのコンセプトは、パスカレンダ機能をベースに、オーバービューパスの機能拡充を図り、オールインワンパスの機能に近づこうとするものである。今回、2009年12月段階で出荷されているバージョン(VO2)および次期バージョン(VO3)で装備が決まっているパス機能に関して、ユーザー側の立場から検証した。パスの作成段階では、アセスメントも同時登録するアウトカムマスタになっており、アセスメントを判断する測定・観察項目の有効期間が設定できるようになっている点が便利である。しかし、患者パスシートの自動作成機能は、便利とは思わない。パスカレンダの機能は、すべての指示・記録・結果画面に1クリックで移動でき、ストレスを感じない。パス使用段階では、アセスメントに対する結果がアウトカム評価画面に自動表示され、簡便であるが、アセスメント評価までできるともっと便利である。バリアンスに関しては、オールバリアンス方式に対応できる機能が装備されている。パスの後利用として各種機能が整備されているが、バリアンス分析という面では、ほとんど役に立たない。しかし、現在バリアンス分析に結びつく分類・抽出機能を整備中である。
ISSN:2187-6592
2436-1046
DOI:10.50842/jjscp.12.2_152