病原性大腸炎の重複感染を伴った潰瘍性大腸炎の1例

症例は20歳女性。18歳で潰瘍性大腸炎(以下,UC)と診断され,メサラジン,プレドニン内服で緩解期にあったが血便が出現したためUCの再燃を疑い入院した。大腸内視鏡では直腸から下行結腸に粘膜内出血と思われる発赤が多発していた。感染性腸炎の合併を考慮し下行結腸で大腸内視鏡下散布洗浄液培養を行い病原性大腸菌O1,O125が検出された。大腸洗浄液培養でUC患者における病原性大腸菌の重複感染を診断できた1例を経験した。...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:Progress of Digestive Endoscopy 2005/11/25, Vol.67(2), pp.118-119
Hauptverfasser: 中野, 利香, 河合, 剛, 加藤, 薫, 大牟田, 繁文, 玉山, 隆章, 須田, 浩晃, 掛村, 忠義, 藤沼, 澄夫, 酒井, 義浩
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:症例は20歳女性。18歳で潰瘍性大腸炎(以下,UC)と診断され,メサラジン,プレドニン内服で緩解期にあったが血便が出現したためUCの再燃を疑い入院した。大腸内視鏡では直腸から下行結腸に粘膜内出血と思われる発赤が多発していた。感染性腸炎の合併を考慮し下行結腸で大腸内視鏡下散布洗浄液培養を行い病原性大腸菌O1,O125が検出された。大腸洗浄液培養でUC患者における病原性大腸菌の重複感染を診断できた1例を経験した。
ISSN:1348-9844
2187-4999
DOI:10.11641/pde.67.2_118