下部胆管原発の扁平上皮癌の1例

肝外胆管癌のほとんどは腺癌であり,稀に腺扁平上皮癌の報告があるが扁平上皮癌の報告はきわめて稀である.最近,著者らは黄疸を主訴とした68歳男性に,膵内胆管原発の純粋な扁平上皮癌をみとめ治癒切除を施行した.その発生に関しては扁平上皮化生した胆管上皮の癌化,あるいは腺癌の扁平上皮癌化が考えられるが,本症例では腺癌の部分が全くみられず,先行する扁平上皮化生の癌化と考えられた....

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Veröffentlicht in:胆道 1991/04/25, Vol.5(2), pp.188-192
Hauptverfasser: 坂田, 龍彦, 高倉, 範尚, 大倉, 充博, 中川, 浩一, 河村, 寛
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:肝外胆管癌のほとんどは腺癌であり,稀に腺扁平上皮癌の報告があるが扁平上皮癌の報告はきわめて稀である.最近,著者らは黄疸を主訴とした68歳男性に,膵内胆管原発の純粋な扁平上皮癌をみとめ治癒切除を施行した.その発生に関しては扁平上皮化生した胆管上皮の癌化,あるいは腺癌の扁平上皮癌化が考えられるが,本症例では腺癌の部分が全くみられず,先行する扁平上皮化生の癌化と考えられた.
ISSN:0914-0077
1883-6879
DOI:10.11210/tando1987.5.2_188