P-16 小児歯科治療に対する保護者の考え‐アンケートによる調査

「目的」:我々は, 1年生歯学教養ゼミで, 小児歯科治療の現状を学び, 歯科治療に対する保護者の考えについてアンケートを実施した. 「方法」:対象は本学付属病院小児歯科受診中の小児の保護者100名で, (1)学会認定医, (2)歯科医療について待合室で保護者に記入を依頼した. 「結果」:[1](1)[小児歯科医院を選ぶ際の基準]では, 認定医であることは5%と少なく, 近所の評判が34%, 小児歯科の看板を見てが19%などの順であった. (2)[標榜の意味]では, 小児や矯正の研修を受けた人と思うが62%と高率であった. (3)[小児歯科学会認定医制度の存在]は知らないが95%であった. (4...

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Veröffentlicht in:小児歯科学雑誌 2006, Vol.44 (1), p.100-100
Hauptverfasser: 向津恵一郎, 村上浩太郎, 百瀬文弥, 森廉太郎, 森寅仁, 森祐基, 近藤悠太, 辻令奈, 筋野暢允, 中川貴美子, 白正華, 渡部茂
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「目的」:我々は, 1年生歯学教養ゼミで, 小児歯科治療の現状を学び, 歯科治療に対する保護者の考えについてアンケートを実施した. 「方法」:対象は本学付属病院小児歯科受診中の小児の保護者100名で, (1)学会認定医, (2)歯科医療について待合室で保護者に記入を依頼した. 「結果」:[1](1)[小児歯科医院を選ぶ際の基準]では, 認定医であることは5%と少なく, 近所の評判が34%, 小児歯科の看板を見てが19%などの順であった. (2)[標榜の意味]では, 小児や矯正の研修を受けた人と思うが62%と高率であった. (3)[小児歯科学会認定医制度の存在]は知らないが95%であった. (4)[認定医の存在が予めわかっていたら]認定医のいる歯科医院を選ぶが79%を示した. [2]:(1)[子どもと一緒に診療室に入る]のは, よいが42%, 子どもの希望によりが33%であった. (2)[子どもの治療状況]は, 通常治療可が72%で, 強制治療が5%, 以前は強制治療が21%であった. (3)(強制治療について)は, 緊急の場合は仕方が無いが52%, 特に問題ないが34%, 希望しないが8%であった. (4)[現在の歯科医師に対する信頼感は]有るが82%であった. 「まとめ」:保護者が小児歯科医院を選ぶ際, 専門的な技術, 知識を有している歯科医を求めている一方, 保護者は認定医制度の存在については殆んど知らず, そのため現在の標榜医制度は保護者を混乱させていることが伺われた. 治療については歯科医に対する信頼が厚く, 強制治療に対しても理解が得られていることが示された.
ISSN:0583-1199