ポスト・コロナ時代におけるテレワーク研究の展望: 人間工学が対処すべきリサーチ・イシュー

新型コロナウイルス感染症の流行により急速にテレワークが拡大したことで,テレワークに関する研究も急増した.ポスト・コロナ時代のテレワークには感染対策としての意味合いが薄くなったことに加え,テレワークとオフィス勤務の両方を行うハイブリッドワークなどの働き方が浸透し,テレワークの形態も更に発展していくことが考えられる.そこで本稿では,テレワークに関する研究動向を調査し,身体的,認知的,組織的な3側面から人間工学課題をリサーチ・イシューとして整理した.それらリサーチ・イシューは,ポスト・コロナ時代の新たなテレワークに対応するために,システム視点で対処すべき人間工学課題を示すものである....

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Veröffentlicht in:人間工学 2023/12/15, Vol.59(6), pp.244-250
Hauptverfasser: 酒井, 一輝, 榎原, 毅
Format: Artikel
Sprache:jpn
Schlagworte:
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:新型コロナウイルス感染症の流行により急速にテレワークが拡大したことで,テレワークに関する研究も急増した.ポスト・コロナ時代のテレワークには感染対策としての意味合いが薄くなったことに加え,テレワークとオフィス勤務の両方を行うハイブリッドワークなどの働き方が浸透し,テレワークの形態も更に発展していくことが考えられる.そこで本稿では,テレワークに関する研究動向を調査し,身体的,認知的,組織的な3側面から人間工学課題をリサーチ・イシューとして整理した.それらリサーチ・イシューは,ポスト・コロナ時代の新たなテレワークに対応するために,システム視点で対処すべき人間工学課題を示すものである.
ISSN:0549-4974
1884-2844
DOI:10.5100/jje.59.244