学術領域としての人間工学: 人間工学の定義を受けた人間工学の枠組みの構築

人間工学の定義はIEAによって,「インタラクションの理解に関する科学的学問であり,well-beingとperformanceを両立するシステムをデザインする専門分野」とされている.この内容に異論はないが,学際領域として社会に貢献してきた人間工学が独自の学術領域となりうるかは必ずしも明らかではない.学際領域としての人間工学が独自の学術領域となるためには,超学的概念を形成している必要があり,人間工学独自の概念形成がなされることによって領域としての発展や教育への貢献が進むと考える.その一歩として,インタラクションをアクティビティの視点で図式化し,それを元に概念整理を行うことを提案する....

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Veröffentlicht in:人間工学 2022/12/15, Vol.58(6), pp.247-251
1. Verfasser: 赤松, 幹之
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:人間工学の定義はIEAによって,「インタラクションの理解に関する科学的学問であり,well-beingとperformanceを両立するシステムをデザインする専門分野」とされている.この内容に異論はないが,学際領域として社会に貢献してきた人間工学が独自の学術領域となりうるかは必ずしも明らかではない.学際領域としての人間工学が独自の学術領域となるためには,超学的概念を形成している必要があり,人間工学独自の概念形成がなされることによって領域としての発展や教育への貢献が進むと考える.その一歩として,インタラクションをアクティビティの視点で図式化し,それを元に概念整理を行うことを提案する.
ISSN:0549-4974
1884-2844
DOI:10.5100/jje.58.247