当科における骨髄ならびに腎移植患者に対する口腔管理について

「緒言」移植医療において局所の感染病巣の存在が, 全身感染症のrisk factorとなることは知られており, 移植医療と口腔管理の重要性に関する報告が散見される1-3). 京都府立医科大学附属病院においても移植医療が実施されており, 特に周術期の感染病巣に対する口腔管理がなされてきた. これまでにわれわれは, 骨髄移植(Bone marrow transplantation:以下, BMT)および腎移植(Renal transplantation:以下, RT)患者に対する口腔管理について検討を行い, 報告した1-3). しかしながら, その口腔管理と移植医療の種類に関する検討を加えるにいた...

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Veröffentlicht in:日本歯科保存学雑誌 2006/12/31, Vol.49(6), pp.755-761
Hauptverfasser: 金村, 成智, 梅村, 星子, 赤松, 佑紀, 宮本, めぐみ, 雨宮, 傑, 大迫, 文重, 佐々木, 充, 中西, 哲, 林, 誠司, 山本, 俊郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:「緒言」移植医療において局所の感染病巣の存在が, 全身感染症のrisk factorとなることは知られており, 移植医療と口腔管理の重要性に関する報告が散見される1-3). 京都府立医科大学附属病院においても移植医療が実施されており, 特に周術期の感染病巣に対する口腔管理がなされてきた. これまでにわれわれは, 骨髄移植(Bone marrow transplantation:以下, BMT)および腎移植(Renal transplantation:以下, RT)患者に対する口腔管理について検討を行い, 報告した1-3). しかしながら, その口腔管理と移植医療の種類に関する検討を加えるにいたっていないのが現状である. そこで本報告では, 移植医療の種類で口腔管理の診療指針に配慮が必要かどうかを検討するために, 同時期に受診したBMTおよびRT患者の実態および口腔管理について調査, 検討を行ったので報告する. 対象および方法 2000年1月1日~2005年12月31日の6年間に, 当大学附属病院歯科を受診した骨髄移植施行患者108名および腎移植施行患者109名を対象とした.
ISSN:0387-2343
2188-0808
DOI:10.11471/shikahozon.49.755