当施設で行っている乳幼児精密聴力検査としての MASTER の検討: AABR, ABR, DPOAE, tympanometry との比較
当施設で施行している乳幼児聴覚検査について報告する。対象は平成15年4月~平成16年4月までに受診した45名の乳幼児。ABRとMASTERの検討では, 2kHzの相関係数は0.891, 4kHzの相関係数は0.876であった。AABRで pass の場合, MASTER結果 (平均値±SD) はそれぞれ0.5kHz-39±7, 1kHz-30±9, 2kHz-32.5±10, 4kHz-31.2±10。DPOAEで pass であったMASTER結果は (平均値±SD) それぞれ0.5kHz-39±12, 1kHz-32±12, 2kHz-29±10, 4kHz-33±9であった。ABRは33...
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Veröffentlicht in: | AUDIOLOGY JAPAN 2005/06/30, Vol.48(3), pp.187-195 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 当施設で施行している乳幼児聴覚検査について報告する。対象は平成15年4月~平成16年4月までに受診した45名の乳幼児。ABRとMASTERの検討では, 2kHzの相関係数は0.891, 4kHzの相関係数は0.876であった。AABRで pass の場合, MASTER結果 (平均値±SD) はそれぞれ0.5kHz-39±7, 1kHz-30±9, 2kHz-32.5±10, 4kHz-31.2±10。DPOAEで pass であったMASTER結果は (平均値±SD) それぞれ0.5kHz-39±12, 1kHz-32±12, 2kHz-29±10, 4kHz-33±9であった。ABRは33±9であった。今回の検討からMASTER検査は周波数特異性や左右同時測定のため検査時間が短いなどの利点がみられた。それぞれの検査は孤立させて扱うのではなくデータを連携して統合して使用することが大事であると考えられた。 |
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ISSN: | 0303-8106 1883-7301 |
DOI: | 10.4295/audiology.48.187 |