I-02 鹿児島黒牛における枝肉重量遺伝子座の効果検証

【目的】鹿児島黒牛の経済形質に関する遺伝子座を同定し, 種雄牛選抜の指標の一つとして利用するために, 父方半兄弟家系を用いたQTL解析を行っている. これまでに我々は, 県有種雄牛AおよびBの各々の家系解析において, 枝肉重量QTL(CW-1, CW-2)を14番および6番染色体上にマップした. 今回はCW-1, CW-2ともに優良遺伝子型Qをヘテロに持つ県有種雄牛C(sireC)の産子を用いて, これらの遺伝子座の効果検証を行ったので報告する. 【方法】CW-1, CW-2領域に各々20個のマイクロサテライトマーカーを配置し, sireCの産子(去勢肥育牛)289頭についてマーカーの型判定を...

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Veröffentlicht in:動物遺伝育種研究 2006, Vol.34 (2), p.115-115
Hauptverfasser: 瀬戸口浩二, 高野淳, 溝下和則, 山口浩, 渡邊敏夫, 杉本喜憲
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Zusammenfassung:【目的】鹿児島黒牛の経済形質に関する遺伝子座を同定し, 種雄牛選抜の指標の一つとして利用するために, 父方半兄弟家系を用いたQTL解析を行っている. これまでに我々は, 県有種雄牛AおよびBの各々の家系解析において, 枝肉重量QTL(CW-1, CW-2)を14番および6番染色体上にマップした. 今回はCW-1, CW-2ともに優良遺伝子型Qをヘテロに持つ県有種雄牛C(sireC)の産子を用いて, これらの遺伝子座の効果検証を行ったので報告する. 【方法】CW-1, CW-2領域に各々20個のマイクロサテライトマーカーを配置し, sireCの産子(去勢肥育牛)289頭についてマーカーの型判定を行った. CW-1, CW-2各々において, Qホモ(Q/Q), Qヘテロ(Q/-), non-Q(-/-)に分類し, t検定を実施した. 【結果】CW-1における遺伝子型の分布はQ/Q:92頭, Q/-:137頭, -/-:59頭と, Qタイプが高頻度に保存されていることが分った. このときの平均枝肉重量はQ/Q:441.8kg, Q/-:425.1kg, -/-:399.0kgとそれぞれに有意差(P
ISSN:1345-9961