ダイヤモンド・プリンセス号COVID-19集団発生におけるJMAT活動

「はじめに」2020年1月30日にWHOは新型コロナウイルス感染症 (以下COVID-19) について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) 」を宣言した. パンデミック宣言は遅れることその後の3月に入ってからであった. 日本国内では1月下旬に国内初感染が発見され2020年2月1日にCOVID-19が指定感染症とされた. 当時は2019-nCoV (新型コロナウイルス) に対して十分な知見がそろっていたわけではなく, 中国武漢から伝達する情報がほとんどで世界中に不安が渦巻いているときであった. そのような中で1月下旬に横浜港を出発し, 香港などを経由した豪華観光客船ダイヤモン...

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Veröffentlicht in:Japanese Journal of Disaster Medicine 2022-09, Vol.27 (suppl), p.17-19
1. Verfasser: 石川広己
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:「はじめに」2020年1月30日にWHOは新型コロナウイルス感染症 (以下COVID-19) について「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 (PHEIC) 」を宣言した. パンデミック宣言は遅れることその後の3月に入ってからであった. 日本国内では1月下旬に国内初感染が発見され2020年2月1日にCOVID-19が指定感染症とされた. 当時は2019-nCoV (新型コロナウイルス) に対して十分な知見がそろっていたわけではなく, 中国武漢から伝達する情報がほとんどで世界中に不安が渦巻いているときであった. そのような中で1月下旬に横浜港を出発し, 香港などを経由した豪華観光客船ダイヤモンド・プリンセス号 (以下DP号) の集団感染事例が発生した. DP号から香港に1月25日下船していた乗客の感染が2月1日に明らかになった.
ISSN:2189-4035