Prevalence of latent tuberculosis infection and its risk factors in Japanese hemodialysis patients (日本の血液透析患者における潜在性結核感染症の有病率とそのリスク因子について)

(論文の内容の要旨) 【背景と目的】活動性結核は潜在性結核感染症から発症することが多いため潜在性結核感染症の治療は重要である. 特に血液透析患者は活動性結核発症リスクが高いため, 積極的に潜在性結核感染症の治療検討を行うことが推奨されている. しかし, 日本人の血液透析患者における潜在性結核感染症の有病率やリスク因子について不明な点が多いため, 今回の研究を行った. 【方法】病院機能の異なる3病院 (急性期病院から慢性期病院) で外来維持血液透析中の患者を対象とした. IGRA (interferon-gamma release assay) としてQuantiferon(R)-3G (QFT...

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Veröffentlicht in:信州医学雑誌 2022-10, Vol.70 (5), p.313-314
1. Verfasser: 小川洋平
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:(論文の内容の要旨) 【背景と目的】活動性結核は潜在性結核感染症から発症することが多いため潜在性結核感染症の治療は重要である. 特に血液透析患者は活動性結核発症リスクが高いため, 積極的に潜在性結核感染症の治療検討を行うことが推奨されている. しかし, 日本人の血液透析患者における潜在性結核感染症の有病率やリスク因子について不明な点が多いため, 今回の研究を行った. 【方法】病院機能の異なる3病院 (急性期病院から慢性期病院) で外来維持血液透析中の患者を対象とした. IGRA (interferon-gamma release assay) としてQuantiferon(R)-3G (QFT) を用い, QFT陽性者のうち活動性結核を除外できた者を潜在性結核感染症と診断し, 年齢, 性別, 透析歴, 腎不全の原疾患, 併存疾患, 喫煙歴, 血液検査データとの関連について横断的に解析した.
ISSN:0037-3826