医薬品副作用検索におけるPubMed検索支援機能の評価

緒言 近年, Evidence-Based-Medicine, すなわち科学的根拠に基づいた医療が重要視されるようになった. その根拠を探し出す1つの方法として文献データベースの利用が必須となっている1,2). 文献データベースとしては海外のものではあるが, MEDLINEが最も大規模で, さらにインターネットを介して簡単に利用することが可能となっている. われわれはすでに主に大学で利用されているMEDLINE Ovid Systemについてその利用性を評価した3). 今回は, インターネット上で利用されているMEDLINE検索システムであるPubMedを対象として検索支援機能の利用性および問...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療薬学 2003/04/10, Vol.29(2), pp.147-154
Hauptverfasser: 三宅, 英二, 濱田, 潤, 水野, 喜一郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:緒言 近年, Evidence-Based-Medicine, すなわち科学的根拠に基づいた医療が重要視されるようになった. その根拠を探し出す1つの方法として文献データベースの利用が必須となっている1,2). 文献データベースとしては海外のものではあるが, MEDLINEが最も大規模で, さらにインターネットを介して簡単に利用することが可能となっている. われわれはすでに主に大学で利用されているMEDLINE Ovid Systemについてその利用性を評価した3). 今回は, インターネット上で利用されているMEDLINE検索システムであるPubMedを対象として検索支援機能の利用性および問題点について検討した. 方法 副作用症例報告の二次資料である"Reactions:Rapid Alerts to Adverse Drug Experience"(adis INTERNATIONAL)から抽出した症例報告32件を副作用文献検索用の質問文データとし(表1), 1994年から1999年を検索対象として, 質問文データと内容的に合致する文献をPubMed(アドレス:http://www.ncbi.nlm.gov/entrez/query.fcgi, PubMed利用ガイドホームページ例のアドレス:http://www.jikei.ac.jp/micer/pubguide.htm)を用いて検索した.
ISSN:1346-342X
1882-1499
DOI:10.5649/jjphcs.29.147