大豆イソフラボンアグリコンの経口摂取は成人女性の老化皮膚を改善させる(p.57-62)

中年女性の老化皮膚に対する大豆イソフラボンアグリコンの効果を臨床的に評価するために, 二重盲験プラセボ対照試験を実施した. 30歳代後半から40歳代前半の26名の女性被験者を無作為に試験食摂取群(13名), プラセボ摂取群(13名)の2群に割り当てた. 各摂取群の被験者は12週間, 試験食(大豆イソフラボンアグリコン40mg/日)またはプラセボを摂取した. 被験食の効果を評価する主要な判断基準として, 両目の外側角に存在する直線的で細かいしわ(縮緬しわ)の割合を選択し, そして, しわ面積の割合を実際の評価の指標とした. 両目の外側角に存在する肌の微起伏の割合と頬部の弾力性は2次的な評価基準と...

Ausführliche Beschreibung

Gespeichert in:
Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:日本栄養・食糧学会誌 2007, Vol.60 (2), p.114-114
Hauptverfasser: 和泉亨, 斉藤實, 小幡明雄, 有井雅幸, 山口英世, 松山旭
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
Tags: Tag hinzufügen
Keine Tags, Fügen Sie den ersten Tag hinzu!
Beschreibung
Zusammenfassung:中年女性の老化皮膚に対する大豆イソフラボンアグリコンの効果を臨床的に評価するために, 二重盲験プラセボ対照試験を実施した. 30歳代後半から40歳代前半の26名の女性被験者を無作為に試験食摂取群(13名), プラセボ摂取群(13名)の2群に割り当てた. 各摂取群の被験者は12週間, 試験食(大豆イソフラボンアグリコン40mg/日)またはプラセボを摂取した. 被験食の効果を評価する主要な判断基準として, 両目の外側角に存在する直線的で細かいしわ(縮緬しわ)の割合を選択し, そして, しわ面積の割合を実際の評価の指標とした. 両目の外側角に存在する肌の微起伏の割合と頬部の弾力性は2次的な評価基準として使用し, 肌微起伏の面積割合と肌弾力性の回復力をそれぞれの実際の評価の指標とした. これらの指標は, 試験食またはプラセボ食摂取開始4, 8, 12週間後に評価することとした. その結果, 被験食摂取群において, プラセボ摂取群と比較して摂取開始12週間後に統計学的に有意に縮緬しわが改善され(p
ISSN:0287-3516