青戸病院の新しいMRI・CT装置について

今回青戸病院に設置された新しいCT, MRI装置はいずれもシーメンス社製の, 世界の最高峰の一つといって良い機種である. 最近のCT, MRIの進歩は何といっても高速に大量のデータを得る能力の向上があるが, 新二機種は非常に高いレベルでそれが達成されている. CTでは4例の検出器を用い, 管球の回転速度は一周0.5秒であり, 従来の標準(1例, 1秒)と比較すると単純計算でも8倍のデータ収集能力があることになる. 一方MRIではコイルの性能向上, RFパルスや傾斜磁場の強化などのハードウェアの進歩と, ソフトウェアの開発により, 撮像時間100ミリ秒以下の超高速撮像法(EPI)から, 空間分解...

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1. Verfasser: 畑雄一
Format: Tagungsbericht
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:今回青戸病院に設置された新しいCT, MRI装置はいずれもシーメンス社製の, 世界の最高峰の一つといって良い機種である. 最近のCT, MRIの進歩は何といっても高速に大量のデータを得る能力の向上があるが, 新二機種は非常に高いレベルでそれが達成されている. CTでは4例の検出器を用い, 管球の回転速度は一周0.5秒であり, 従来の標準(1例, 1秒)と比較すると単純計算でも8倍のデータ収集能力があることになる. 一方MRIではコイルの性能向上, RFパルスや傾斜磁場の強化などのハードウェアの進歩と, ソフトウェアの開発により, 撮像時間100ミリ秒以下の超高速撮像法(EPI)から, 空間分解能に優れた高速三次元撮像法までストレスなくルーチンに用いることができる. いずれの機種もフレキシビリティに富んだもので, 新しい技術の臨床応用は多岐にわたり, 今回はその一端を紹介した.
ISSN:0375-9172