多業務を抱える臨床工学部門の体外循環業務に携わる技士育成の現状と問題点
「要旨」:臨床工学部の7名の技士によって, 心臓カテーテル関係や血液浄化など, 10種類以上の業務を行っている. 当施設では当直体制を求められているため, 各部員がすべての業務を行うことができなければそれを遂行することは不可能である. 中でも体外循環業務は, 患者の心肺を代行し生体の管理を行うという最も危険度の高い業務である. そこで, 体外循環業務に携わる技士の育成方法として, まず, 当直時の緊急手術に対して使用する診療材料や周辺装置の準備と操作する熟練技士の助手として対応できるように指導し, 次に体外循環業務全体の準備や基本操作を習得させ, 最後に術式, 体外循環方法, 操作手順などを理...
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Veröffentlicht in: | 体外循環技術 2008-12, Vol.35 (4), p.440-442 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「要旨」:臨床工学部の7名の技士によって, 心臓カテーテル関係や血液浄化など, 10種類以上の業務を行っている. 当施設では当直体制を求められているため, 各部員がすべての業務を行うことができなければそれを遂行することは不可能である. 中でも体外循環業務は, 患者の心肺を代行し生体の管理を行うという最も危険度の高い業務である. そこで, 体外循環業務に携わる技士の育成方法として, まず, 当直時の緊急手術に対して使用する診療材料や周辺装置の準備と操作する熟練技士の助手として対応できるように指導し, 次に体外循環業務全体の準備や基本操作を習得させ, 最後に術式, 体外循環方法, 操作手順などを理解できるようなカリキュラムとしている. しかし, 個人の能力により研修期間が一定ではなく, 複数の指導者が関与するため知識や技術の習得の評価が曖昧で, 技術の習得に偏重しており事故対策訓練が未成熟であるという問題点があった. |
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ISSN: | 0912-2664 |