通常の学級の教員と保健医療専門職との連携システムの構築関係 : 地域独自の取り組みについて
T県の通常の学級の担任教員を村象とした調査など複数の段階を経て,通常の学級に何らかの特別な支援を要する児童が在籍する際の,教員と保健医療専門職との連携システムを構築した。質問紙を用いた調査の結果,教員が保健医療専門職に求めるニーズは多様であり,両者の連携システムの必要性が明らかになった。また,教員が最も支援を求めやすい機関は「市町村教育委員会」である,連携開始時期は早期が望ましい等,文部科学省が提唱しているシステムとは異なった連携システムの形が導かれた。次に,連携を阻害している要因を分析したところ,予算の問題や窓口整備がないこと等8項目の要因が明らかになった。これら8項目について,この地域の特...
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Veröffentlicht in: | 日本保健科学学会誌 2006/12/25, Vol.9(3), pp.185-193 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Schlagworte: | |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | T県の通常の学級の担任教員を村象とした調査など複数の段階を経て,通常の学級に何らかの特別な支援を要する児童が在籍する際の,教員と保健医療専門職との連携システムを構築した。質問紙を用いた調査の結果,教員が保健医療専門職に求めるニーズは多様であり,両者の連携システムの必要性が明らかになった。また,教員が最も支援を求めやすい機関は「市町村教育委員会」である,連携開始時期は早期が望ましい等,文部科学省が提唱しているシステムとは異なった連携システムの形が導かれた。次に,連携を阻害している要因を分析したところ,予算の問題や窓口整備がないこと等8項目の要因が明らかになった。これら8項目について,この地域の特性でもある大学を利用するなどの解決策を講じ,地域独自の連携システムを示すことが出来た。市町村教育委員会と協力し,このシステムでの事例を積み重ねることで地域に根付いたシステムにしていくことが必要である。 |
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ISSN: | 1880-0211 2433-3018 |
DOI: | 10.24531/jhsaiih.9.3_185 |