医学生からみた医療支援活動
「1. 気仙沼医療支援チームに参加させていただいて」(田邊智英)今回, 医学生として気仙沼医療支援チーム第4陣に参加させていただくことができた. 学生からの視点として, 思うことを書かせていただきたく思う. 東日本大震災は, 私たち学生にとって春休みの3日目に起きた. BSL(病院実習)を修了し, 学年末の進級テストを終えてほっとしていた. 私はヨット部に所属しており, 冬の長いオフシーズンを明けて, 東医体に向けて練習を再開する春合宿を数日後に控えていた時だった. それはあまりにも突然で, テレビで中継される津波の光景に驚くことしかできなかった. 当然のことながら日本医科大学ヨット部が活動拠...
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Veröffentlicht in: | 日本医科大学医学会雑誌 2011, Vol.7(Suppl.1), pp.S30-S32 |
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Hauptverfasser: | , |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. 気仙沼医療支援チームに参加させていただいて」(田邊智英)今回, 医学生として気仙沼医療支援チーム第4陣に参加させていただくことができた. 学生からの視点として, 思うことを書かせていただきたく思う. 東日本大震災は, 私たち学生にとって春休みの3日目に起きた. BSL(病院実習)を修了し, 学年末の進級テストを終えてほっとしていた. 私はヨット部に所属しており, 冬の長いオフシーズンを明けて, 東医体に向けて練習を再開する春合宿を数日後に控えていた時だった. それはあまりにも突然で, テレビで中継される津波の光景に驚くことしかできなかった. 当然のことながら日本医科大学ヨット部が活動拠点としている江の島ヨットハーバーは営業を自粛し, 医学部長より春休み中の部活動の自粛も言い渡されていたため, 「勉強以外にすることがない」というまさに絶望的な春休みを過ごしていた. そんな中, 日頃からお世話になっている高度救命救急センターの布施明先生よりお電話をいただき, 「気仙沼に行かないか」とのお誘いをいただいた. |
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ISSN: | 1349-8975 1880-2877 |
DOI: | 10.1272/manms.7.S30 |