2. 当センターにおける乳房X線検診の現状
乳がんの罹患率・死亡率が増加傾向にある今, 当センターでのドック乳がん検診受診者数は年々増加傾向にある. 2004年から2008年までの成績は受診者数16,880名, 要精検率3.11%, 精検受診率93.9%, がん発見率0.14%, 陽性的中率4.57%であった. 一方, 2009年9月より乳房X線検査と骨粗鬆症検査を組み合わせたピンクリボン検診を開始した. この検診における乳がん検診の昨年度の成績は受診者数486名, 要精検率2.3%, 精検受診率100%, がん発見率0.41%であった. また, ドックでの初回受診率が25%であるのに対し, ピンクリボン検診での初回受診率は97%であっ...
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Veröffentlicht in: | 日本農村医学会雑誌 2011, Vol.59 (6), p.746-746 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 乳がんの罹患率・死亡率が増加傾向にある今, 当センターでのドック乳がん検診受診者数は年々増加傾向にある. 2004年から2008年までの成績は受診者数16,880名, 要精検率3.11%, 精検受診率93.9%, がん発見率0.14%, 陽性的中率4.57%であった. 一方, 2009年9月より乳房X線検査と骨粗鬆症検査を組み合わせたピンクリボン検診を開始した. この検診における乳がん検診の昨年度の成績は受診者数486名, 要精検率2.3%, 精検受診率100%, がん発見率0.41%であった. また, ドックでの初回受診率が25%であるのに対し, ピンクリボン検診での初回受診率は97%であった. これより, ピンクリボン検診でのがん発見率の高さは初回受診率の高さが大きく影響したものと考えられる. 今まで乳がん検診を受けたことのない方が受診できるような検診の形態, システムの多様化など, 受けやすさを追求することが必要である. |
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ISSN: | 0468-2513 |