60. 長時間心電図検査におけるネットワークホルターシステムの導入効果

当院で実施している長時間心電図検査の解析は, 外部解析センターへ委託しているため, 郵送によるデータの授受では平均4.2日の日数を要していた. そこで2007年5月よりネットワークホルターシステムを導入し, データ・結果の授受はインターネットを利用した運用に変更した. システム導入とそれに伴う記録器の改良により, 以下の成果が得られた. (1)検査結果が臨床へ返るまでの期間が約2日短縮された. (2)記録媒体がデジタル化したことにより, データ保管スペースが削減された. (3)記録器取り付け時間が短縮され, 技師の手間が軽減された. (4)記録器重量の軽量化により, 患者様の負担が軽減された....

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2009, Vol.57 (5), p.755-756
Hauptverfasser: 藤森玲子, 大橋舞子, 山岸美幸, 中村和恵, 村澤英樹, 坂本耕作, 両角和雄
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:当院で実施している長時間心電図検査の解析は, 外部解析センターへ委託しているため, 郵送によるデータの授受では平均4.2日の日数を要していた. そこで2007年5月よりネットワークホルターシステムを導入し, データ・結果の授受はインターネットを利用した運用に変更した. システム導入とそれに伴う記録器の改良により, 以下の成果が得られた. (1)検査結果が臨床へ返るまでの期間が約2日短縮された. (2)記録媒体がデジタル化したことにより, データ保管スペースが削減された. (3)記録器取り付け時間が短縮され, 技師の手間が軽減された. (4)記録器重量の軽量化により, 患者様の負担が軽減された. また, システムの安全性が確保されていること, 緊急対応が可能であることも利点として挙げられる. 以上のことから新システムの導入は, 臨床にとっても, 患者様にとっても効果の得られるものとなった.
ISSN:0468-2513