3. 当センター糖尿病外来における事後指導の一環としての糖尿病教室

糖尿病は自覚症状がないことが多く健診で発見されることの多い疾患であり, 当センター外来受診者の大多数も人間ドックや住民健診で指摘を受けている. 自覚症状のないことから病識もなく治療を継続することが難しい. そこで当センター糖尿病外来では事後指導の一環として糖尿病教室を開催したのでその結果を報告する. 対象は今年度の2回目, 3回目の受診者延べ40人で, 教室参加歴は初めてが14名, 以前にもあるが26名であった. 教室では糖尿病概論, 合併症, 足のケア, シックデイ(普段は良好な血糖コントロールが得られている人でも風邪をひいたりして体調が不良の時に血糖が乱れることがあり, そのような病気の時...

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Veröffentlicht in:日本農村医学会雑誌 2003, Vol.52 (4), p.767-767
Hauptverfasser: 宮崎美幸, 功刀千恵美, 渡辺幸子, 長田京子, 荻原礼子, 原口和貴, 小林一久
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:糖尿病は自覚症状がないことが多く健診で発見されることの多い疾患であり, 当センター外来受診者の大多数も人間ドックや住民健診で指摘を受けている. 自覚症状のないことから病識もなく治療を継続することが難しい. そこで当センター糖尿病外来では事後指導の一環として糖尿病教室を開催したのでその結果を報告する. 対象は今年度の2回目, 3回目の受診者延べ40人で, 教室参加歴は初めてが14名, 以前にもあるが26名であった. 教室では糖尿病概論, 合併症, 足のケア, シックデイ(普段は良好な血糖コントロールが得られている人でも風邪をひいたりして体調が不良の時に血糖が乱れることがあり, そのような病気の時をシックデイと言う), 低血糖について講義したが, 教室前には80%の人がそれらについてよく知らなかったが教室後は逆に80%の人がよく分かったと評価していた. この結果から, 外来の事後指導としての糖尿病教室は極めて重要なものと考えられた.
ISSN:0468-2513