肺定位放射線治療における不均質補正法の評価

【目的】肺定位放射線治療(SBRT)計画における不均質補正法の違いが治療計画装置上の線量分布に与える影響を評価した.【方法】当院にてアイソセンター 1 回線量 12Gy,総線量 48GyのSBRTが実施された,孤立性肺腫瘍 28症例の治療計画を対象とした.不均質補正法を 3 条件〔pencil beam convolution——Batho power law不均質補正あり(PBC-BPL群),pencil beam convolution——不均質補正(PBC-NC群),anisotropic analytical algorithm——不均質補正あり(AAA群)〕に変更し,再計算を行い,線...

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Veröffentlicht in:Journal of JASTRO 2008/12/25, Vol.20(4), pp.151-154
Hauptverfasser: 松尾, 幸憲, 成田, 雄一郎, 中田, 学, 中村, 光宏, 永田, 靖, 溝脇, 尚志, 高山, 賢二, 則久, 佳毅, 楢林, 正流, 平岡, 真寛
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】肺定位放射線治療(SBRT)計画における不均質補正法の違いが治療計画装置上の線量分布に与える影響を評価した.【方法】当院にてアイソセンター 1 回線量 12Gy,総線量 48GyのSBRTが実施された,孤立性肺腫瘍 28症例の治療計画を対象とした.不均質補正法を 3 条件〔pencil beam convolution——Batho power law不均質補正あり(PBC-BPL群),pencil beam convolution——不均質補正(PBC-NC群),anisotropic analytical algorithm——不均質補正あり(AAA群)〕に変更し,再計算を行い,線量指標を評価した【結果】いずれの線量指標においても,不均質補正法の要因効果は有意であった.アイソセンター線量は 48.0Gy,44.6Gy,48.4Gy(それぞれPBC-BPL,PBC-NC,AAA群における平均.以下,同じ),PTV D95は45.2Gy,41.1Gy,42.1Gy,肺V20は4.1%,3.7%,3.9%であった.【結論】不均質補正法の違いにより,治療計画装置上で表示される線量分布が有意に異なり,十分な注意が必要である.
ISSN:1040-9564
1881-9885
DOI:10.11182/jastro.20.151