育児中の日本外科学会会員の仕事とプライベートのストレス:働くドクターストレス調査結果から
子供を持つ日本外科学会会員において, 仕事とプライベートにおける日常の苛立ちごと(デイリーハッスル)と人生の大きなイベント(ライフイベント)に関してインターネットを使って調査を行った. 回答者数は3068名. 18歳未満の子供あり1322名, 同なし1730名の回答から未記入, エラーを除外し, 18歳未満の子供あり1079名(男性927, 女性152)を分析対象とした. 回答者で女性は30代53.9%, 男性は40代43.5%であった. 末子が未就学児(6歳未満)は女性70.7%, 男性48.1%であった. ストレス値が高いのは, 女性では職場内でのいじめ・いやがらせ, 子供の一時預け先探し...
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Veröffentlicht in: | 東京女子医科大学雑誌 2020/02/15, Vol.90(1), pp.30-37 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 子供を持つ日本外科学会会員において, 仕事とプライベートにおける日常の苛立ちごと(デイリーハッスル)と人生の大きなイベント(ライフイベント)に関してインターネットを使って調査を行った. 回答者数は3068名. 18歳未満の子供あり1322名, 同なし1730名の回答から未記入, エラーを除外し, 18歳未満の子供あり1079名(男性927, 女性152)を分析対象とした. 回答者で女性は30代53.9%, 男性は40代43.5%であった. 末子が未就学児(6歳未満)は女性70.7%, 男性48.1%であった. ストレス値が高いのは, 女性では職場内でのいじめ・いやがらせ, 子供の一時預け先探し, 患者・患者家族からのクレーム, 男性では子供の一時預け先探し, 自分の仕事を代わりにできる人がいない, 自分の時間の不足であった. 「仕事を継続する上で悩んでいること」の回答(フリーコメント)では, 時間, 子供に続き, 上司についてが多かった. 子育て中の外科医のストレスを改善する方策が必要である. |
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ISSN: | 0040-9022 2432-6178 |
DOI: | 10.24488/jtwmu.90.1_30 |