08 多核割球の有無および全体に占める割合による胚の評価

【目的】Day2における初期胚の形態評価において多核割球を含む胚は染色体異常が示唆され1), 初期胚移植の着床率臨床妊娠率が低く, 流産率が高い2, 3)とされている. しかし多核割球を含む胚の移植による出産報告も見られ, 適切な移植を実施すればより高い妊娠率が得られると考えられるが, 多核胚の胚盤胞培養および融解胚盤胞移植についての評価や, 多核割球が胚の全割球に占める割合による胚の評価についての報告はまだ少ない. 今回, (1)多核割球の有無による胚の評価により, 多核を有する胚の培養-移植において, より高い妊娠率が得られるプランの検討を行った. (2)多核割球が全体に占める割合によって...

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Veröffentlicht in:Journal of Mammalian Ova Research 2009, Vol.26 (2), p.152-152
Hauptverfasser: 渡邉真一, 上畑みな子, 脇坂杏奈, 齋藤麻美子, 可兒知加子, 和田知久, 池上美希, 加藤真希, 越知正憲
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:【目的】Day2における初期胚の形態評価において多核割球を含む胚は染色体異常が示唆され1), 初期胚移植の着床率臨床妊娠率が低く, 流産率が高い2, 3)とされている. しかし多核割球を含む胚の移植による出産報告も見られ, 適切な移植を実施すればより高い妊娠率が得られると考えられるが, 多核胚の胚盤胞培養および融解胚盤胞移植についての評価や, 多核割球が胚の全割球に占める割合による胚の評価についての報告はまだ少ない. 今回, (1)多核割球の有無による胚の評価により, 多核を有する胚の培養-移植において, より高い妊娠率が得られるプランの検討を行った. (2)多核割球が全体に占める割合によって成績に変化があるかどうかの検討を行った. 【方法】クロミフェン-FSH-GnRHa周期で採卵を実施し, 媒精はIVFまたはICSIにて行った. IVFで媒精6時間後に全ての卵子に未受精が予測された周期はrescue ICSIを行った. 培養-移植プランは新鮮初期胚移植もしくは胚盤胞全凍結-融解胚盤胞移植とした. 新鮮初期胚移植はDay2またはDay3で実施した.
ISSN:1341-7738