慶應義塾大学附属薬局の活動と役割
「1. はじめに」 慶應義塾大学薬学部(旧共立薬科大学)では, 「地域社会に貢献できる薬剤師の育成」「学生のモチベーションの向上」「医療現場に即した薬剤師教育の実践」を目的として, 2001年に大学構内に保険薬局を開局した. 筆者は社会薬学講座にいながら, 2003年より附属薬局の薬局長を兼任し, 12年間に渡り附属薬局の運営に係わってきた. この間の社会の動き, 特に医療や薬剤師を巡る環境の変化は激しく, 薬学部・薬科大学が持つ保険薬局の役割を模索しながら活動を展開してきた. そこで, これまで行ってきた取組について紹介し, 附属薬局の持つ役割と将来への展望について考察する. 「2. 役割の...
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Veröffentlicht in: | YAKUGAKU ZASSHI 2016/05/01, Vol.136(5), pp.717-719 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」 慶應義塾大学薬学部(旧共立薬科大学)では, 「地域社会に貢献できる薬剤師の育成」「学生のモチベーションの向上」「医療現場に即した薬剤師教育の実践」を目的として, 2001年に大学構内に保険薬局を開局した. 筆者は社会薬学講座にいながら, 2003年より附属薬局の薬局長を兼任し, 12年間に渡り附属薬局の運営に係わってきた. この間の社会の動き, 特に医療や薬剤師を巡る環境の変化は激しく, 薬学部・薬科大学が持つ保険薬局の役割を模索しながら活動を展開してきた. そこで, これまで行ってきた取組について紹介し, 附属薬局の持つ役割と将来への展望について考察する. 「2. 役割の特徴」 附属薬局の取組の特徴として, その開局の目的からも分かるように, 薬学部の教育に大きく係わることが挙げられる. そして地域社会に貢献できる薬剤師を育成し, 時代の変化に対応できる医療現場に即した薬剤師教育を実践することが求められる. |
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ISSN: | 0031-6903 1347-5231 |
DOI: | 10.1248/yakushi.15-00276-1 |