9.塩酸チアミン多形(I),(II)の改良浸液法による完全分析(第411回研究協議会研究発表要旨)
結晶性医薬品等の偏光顕微鏡浸液法による屈折率の測定は, 古く渡邉が岩石鉱物学等の分野で長年用いられてきた屈折率測定用浸液等を多少変更し, 日局5収載の薬品等に試みたが1), その後米国NFに“General Information”として収載された同書収載薬品300種程の光学結晶学的データ2)も測定法は大体同様であった. 渡邉はその後神戸学院大学で日局X, XI等の医薬品200-300種等の偏光顕微鏡による結晶学光学的研究と製剤学への応用等の研究開拓に進んだが, その初期の頃浸液法による屈折率の測定法に関連し, 縦軸に浸液の屈折率, 横軸にベッケ線の強さを+, -10で刻むチャートの中央縦線に...
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Veröffentlicht in: | ビタミン 2008/03/25, Vol.82(3), pp.210 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 結晶性医薬品等の偏光顕微鏡浸液法による屈折率の測定は, 古く渡邉が岩石鉱物学等の分野で長年用いられてきた屈折率測定用浸液等を多少変更し, 日局5収載の薬品等に試みたが1), その後米国NFに“General Information”として収載された同書収載薬品300種程の光学結晶学的データ2)も測定法は大体同様であった. 渡邉はその後神戸学院大学で日局X, XI等の医薬品200-300種等の偏光顕微鏡による結晶学光学的研究と製剤学への応用等の研究開拓に進んだが, その初期の頃浸液法による屈折率の測定法に関連し, 縦軸に浸液の屈折率, 横軸にベッケ線の強さを+, -10で刻むチャートの中央縦線に測定する薬品の予想屈折率をマークし, 実測のベッケ線強さと一定角度の斜線との相互関係から屈折率を求める方法を報告した(斜線法3)). 改良浸液法は前記“斜線法”の図表をそのまま利用するのである. オリンパス偏光顕微鏡に同社のCamedia Micro-Imaging Systemを連結して用いた. |
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ISSN: | 0006-386X 2424-080X |
DOI: | 10.20632/vso.82.3_210 |