上顎犬歯欠損にインプラント治療を行った一症例
[緒言] 前歯部のインプラント治療では, 審美性と機能性が重要である. 審美性を確保するためには, インプラント埋入部位の硬組織や軟組織の量, 質, 形態とそれに伴う三次元的なインプラント埋入位置と, プロビジョナルレストレーションでインプラント周囲組織と調和した最適な上部構造を作製することが大切である. また, 機能面ではインプラント上部構造に付与するガイドと咬合接触によっては, インプラントに加わる力が変わりさまざまな偶発症を発症させる可能性があり, さらには残存天然歯に影響を及ぼすこともある. 特に犬歯部でのインプラント単独補綴治療では, ガイドと咬合接触について考慮を要することが多い....
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Veröffentlicht in: | 日本歯周病学会会誌 2014/09/19, Vol.56(3), pp.323-329 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | [緒言] 前歯部のインプラント治療では, 審美性と機能性が重要である. 審美性を確保するためには, インプラント埋入部位の硬組織や軟組織の量, 質, 形態とそれに伴う三次元的なインプラント埋入位置と, プロビジョナルレストレーションでインプラント周囲組織と調和した最適な上部構造を作製することが大切である. また, 機能面ではインプラント上部構造に付与するガイドと咬合接触によっては, インプラントに加わる力が変わりさまざまな偶発症を発症させる可能性があり, さらには残存天然歯に影響を及ぼすこともある. 特に犬歯部でのインプラント単独補綴治療では, ガイドと咬合接触について考慮を要することが多い. そこで今回, 審美性を確保しながら犬歯誘導を付与したインプラント単独補綴症例について, 埋入時と上部構造装着後10年後の状態について若干の考察を加え報告する. |
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ISSN: | 0385-0110 1880-408X |
DOI: | 10.2329/perio.56.323 |