アフィニティープローブキャピラリー電気泳動による翻訳後修飾パターン分析
「はじめに」ゲル電気泳動でそれらを分離した後に, 膜に転写して免疫染色を行うのが, 現在のアイソフォームパターン解析の一般的な手法である. これらは, いずれも丸一日から二日かかるもので, 安定した結果を得るには, ある程度の熟練も必要である. 一方, キャピラリー電気泳動は5分から10分で分離が完了する. この特長を活かすと, アイソフォームに蛍光標識抗体を結合させ, 生じた蛍光性複合体をそのまま分離して定量することが可能になる. これが アフィニティープローブキャピラリー電気泳動(APCE)である. ここではその優れた特性と実用化に向けた取組を紹介したい. 「APCE」APCEの原理を図1...
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Veröffentlicht in: | 生物物理化学 2014/10/22, Vol.58(2), pp.74-76 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」ゲル電気泳動でそれらを分離した後に, 膜に転写して免疫染色を行うのが, 現在のアイソフォームパターン解析の一般的な手法である. これらは, いずれも丸一日から二日かかるもので, 安定した結果を得るには, ある程度の熟練も必要である. 一方, キャピラリー電気泳動は5分から10分で分離が完了する. この特長を活かすと, アイソフォームに蛍光標識抗体を結合させ, 生じた蛍光性複合体をそのまま分離して定量することが可能になる. これが アフィニティープローブキャピラリー電気泳動(APCE)である. ここではその優れた特性と実用化に向けた取組を紹介したい. 「APCE」APCEの原理を図1に示した. この方法では, 蛍光標識した一価の抗体断片であるアフィニティープローブ(AP)を試料に加え, これをキャピラリー等電点電気泳動(CIEF)で分離し, レーザー励起蛍光検出法(LIF)で定量する. |
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ISSN: | 0031-9082 1349-9785 |
DOI: | 10.2198/sbk.58.74 |