傍前床突起動脈瘤手術における前床突起微小解剖の差異による手術アプローチの留意点
「はじめに」 前床突起削除による傍前床突起部の手術はDolencがその手技を最初に報告して以来, 現在では一般的な手技となってきた. それに伴い, 前床突起の微小解剖やvariationなども報告され, 特に前床突起削除に関わる解剖学的差異として, carotico-clinoid foramen, interclinoid osseous bridgeおよび前床突起内へのparanasal sinusのpneumatizationが報告されている. carotico-clinoid foramenはHenleが最初にanteriorおよびmiddle clinoid processをつなぐ骨...
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Veröffentlicht in: | 脳卒中の外科 2014, Vol.42(6), pp.414-421 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「はじめに」 前床突起削除による傍前床突起部の手術はDolencがその手技を最初に報告して以来, 現在では一般的な手技となってきた. それに伴い, 前床突起の微小解剖やvariationなども報告され, 特に前床突起削除に関わる解剖学的差異として, carotico-clinoid foramen, interclinoid osseous bridgeおよび前床突起内へのparanasal sinusのpneumatizationが報告されている. carotico-clinoid foramenはHenleが最初にanteriorおよびmiddle clinoid processをつなぐ骨性のforamenであると報告した. Langらはこのforamenは発達初期のcarotico-clinoid ligamentの骨化によると述べている. また, interclinoid osseous bridgeはanterior clinoid processからposterior clinoid processに広がる骨構造であり, interclinoid ligamentの発達初期の骨化である. |
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ISSN: | 0914-5508 1880-4683 |
DOI: | 10.2335/scs.42.414 |