日本におけるコミュニティファーマシーの創造
「1. はじめに」少子高齢化, 人口減少, 社会保障費の増大, 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年問題, そしてそれらに向けての医療・介護費抑制政策など, 医療・介護を取り巻く環境が激変しています. そのような中, コンビニエンスストアの数より多い薬局数(約54,000軒), 歯科医療費を超えた調剤医療費, OTC医薬品のネット販売原則解禁など, 薬局に対する風あたりが強くなってきています. そして薬局が本来の在るべき機能を果たしているのかという命題をつきつけられています. 2014年1月21日, 厚生労働省は, 「薬局の求められる機能とあるべき姿」を公表しました. 本報告書で...
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Veröffentlicht in: | 薬剤学 2014, Vol.74(6), pp.422-425 |
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1. Verfasser: | |
Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「1. はじめに」少子高齢化, 人口減少, 社会保障費の増大, 団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になる2025年問題, そしてそれらに向けての医療・介護費抑制政策など, 医療・介護を取り巻く環境が激変しています. そのような中, コンビニエンスストアの数より多い薬局数(約54,000軒), 歯科医療費を超えた調剤医療費, OTC医薬品のネット販売原則解禁など, 薬局に対する風あたりが強くなってきています. そして薬局が本来の在るべき機能を果たしているのかという命題をつきつけられています. 2014年1月21日, 厚生労働省は, 「薬局の求められる機能とあるべき姿」を公表しました. 本報告書では, 薬局・薬剤師の求められる機能に関する基本的な考え方として, (1)最適な薬物療法を提供する医療の担い手としての役割が期待されている (2)医療の質の確保・向上や医療安全の確保の観点から, 医療機関等と連携してチーム医療を積極的に取り組むことが求められる (3)在宅医療において, 地域における医薬品等の供給体制や適切な服薬支援を行う体制の確保・充実に取り組むべきである (4)医薬品や医療・衛生材料等の提供拠点としての役割に留まらず, 後発医薬品の使用促進や残薬解消といった医療の効率化について, より積極的な関与も求められる (5)セルフメディケーションの推進のために, 地域に密着した健康情報の拠点として積極的な役割を発揮すべきである などを掲げた上で, 薬局が備えるべき基本的体制および薬学的管理の在り方について, 確保すべき又は取り組むべき項目を示しています. |
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ISSN: | 0372-7629 2188-3149 |
DOI: | 10.14843/jpstj.74.422 |