本邦における造血幹細胞移植 2017年度全国調査より
「I. はじめに」最初の造血幹細胞移植(hematopoietic stem cell transplantation: HSCT)が施行された1974年以降, 1990年代から移植件数は劇的に増加し, 近年では年間5,000件を超えるHSCTが実施されている. 当初は骨髄(骨髄移植, bone marrow transplantation: BMT)が造血幹細胞ソースとして用いられていたが, 1990年代に入り末梢血(末梢血幹細胞移植, peripheral blood stem cell transplantation: PBSCT), あるいはさい帯血(さい帯血移植 cord blood...
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Veröffentlicht in: | 移植 2018, Vol.53(2-3), pp.163-172 |
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Format: | Artikel |
Sprache: | jpn |
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Online-Zugang: | Volltext |
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Zusammenfassung: | 「I. はじめに」最初の造血幹細胞移植(hematopoietic stem cell transplantation: HSCT)が施行された1974年以降, 1990年代から移植件数は劇的に増加し, 近年では年間5,000件を超えるHSCTが実施されている. 当初は骨髄(骨髄移植, bone marrow transplantation: BMT)が造血幹細胞ソースとして用いられていたが, 1990年代に入り末梢血(末梢血幹細胞移植, peripheral blood stem cell transplantation: PBSCT), あるいはさい帯血(さい帯血移植 cord blood transplantation: CBT)も造血幹細胞ソースとして盛んに用いられるようになった. この移植件数の増加には, 支持療法の進歩, 新たな移植前処置の導入, 組織適合性に関する新知見に加えて, 骨髄バンクやさい帯血バンクなどの公的な造血幹細胞提供機関の整備が大きく貢献している. |
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ISSN: | 0578-7947 2188-0034 |
DOI: | 10.11386/jst.53.2-3_163 |