慢性外傷性胸部大動脈瘤の3手術例

外傷性大動脈瘤のうち慢性期まで移行するものは比較的まれである. しかし, 近年の交通事故および労働災害の増加を反映して, 外傷性胸部大動脈瘤症例は増加することが予想される. 我々は, 過去6年間に慢性の外傷性解離性大動脈瘤2例と仮性大動脈瘤1例を経験した. 全例外科的治療を施行し良好な結果を得た. 文献的にも手術群と非手術群の生存率の比較では有意に手術群の方が良好であり, 慢性期においても積極的に外科治療を施行すべきであると考えられた....

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Veröffentlicht in:医療 1997/03/20, Vol.51(3), pp.134-137
Hauptverfasser: 杭ノ瀬, 昌彦, 種本, 和雄, 金岡, 祐司, 村上, 貴志, 大島, 祐, 峰, 良成, 竹内, 仁司, 小林, 元壮, 漆原, 直人, 安井, 義政, 真壁, 幹夫, 田中, 屋宏爾, 柚木, 靖弘, 川嶋, 健, 凪村, 竜二, 馬場, 孝子, 中川, 賀清, 小長, 英二
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:外傷性大動脈瘤のうち慢性期まで移行するものは比較的まれである. しかし, 近年の交通事故および労働災害の増加を反映して, 外傷性胸部大動脈瘤症例は増加することが予想される. 我々は, 過去6年間に慢性の外傷性解離性大動脈瘤2例と仮性大動脈瘤1例を経験した. 全例外科的治療を施行し良好な結果を得た. 文献的にも手術群と非手術群の生存率の比較では有意に手術群の方が良好であり, 慢性期においても積極的に外科治療を施行すべきであると考えられた.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.51.134