進行性IgA腎症に対するステロイドパルス療法の有効性

進行性IgA腎症例に対するステロイドパルス療法の有用性を検討するために, 1日1.09以上の蛋白尿が3ヵ月以上にわたって持続し, 腎生検により10%以上の糸球体に半月体の存在が確認されたIgA腎症の12例に, methylprednisolone 1日1000mg連続3日間の点滴静注を2回実施し, 同時にprednisoloneを初期量として20mg併用し, 前後で尿蛋白量・糸球体濾過量(GFR)・腎組織病変を対比した. 1日尿蛋白量は, 治療前の2.4±0.4(1.0~5.5)gから, パルス療法後には1.2±0.3(0~3.0)gへと減少し, 12例中10例で有意な減少を認めた(p...

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Bibliographische Detailangaben
Veröffentlicht in:医療 1992/08/20, Vol.46(8), pp.657-663
Hauptverfasser: 吉村, 光弘, 木田, 寛, 斉藤, 弥章, 渡辺, 麒七朗, 杉岡, 五郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
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Beschreibung
Zusammenfassung:進行性IgA腎症例に対するステロイドパルス療法の有用性を検討するために, 1日1.09以上の蛋白尿が3ヵ月以上にわたって持続し, 腎生検により10%以上の糸球体に半月体の存在が確認されたIgA腎症の12例に, methylprednisolone 1日1000mg連続3日間の点滴静注を2回実施し, 同時にprednisoloneを初期量として20mg併用し, 前後で尿蛋白量・糸球体濾過量(GFR)・腎組織病変を対比した. 1日尿蛋白量は, 治療前の2.4±0.4(1.0~5.5)gから, パルス療法後には1.2±0.3(0~3.0)gへと減少し, 12例中10例で有意な減少を認めた(p
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.46.657