超音波映像診断装置の分解能についての研究

超音波映像診断装置の分解能はX線の分解能と異なり, 距離分解能と方位分解能に区別して評価される. 我々は(1)コンパウンド走査方式(接解複合走査方式の各transducerの方位分解能の限界を求めた. その結果2.5mm~4.5mmの範囲内であつた. (2)Focal Lengthについては指示値とかなり異なつたtransducerも数多く見られ, 中には4cmもズレているものもあつた. (3)Focal zoneの内外における物体の形状変化についても求めた. この結果near fieldやfar fieldにある場合, その物の形状は変形し判別は難しくなつた. (4)Water bagを使用...

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Veröffentlicht in:医療 1982/02/20, Vol.36(2), pp.156-159
Hauptverfasser: 西, 克機, 松浦, 久勝, 立野, 育郎
Format: Artikel
Sprache:jpn
Online-Zugang:Volltext
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Beschreibung
Zusammenfassung:超音波映像診断装置の分解能はX線の分解能と異なり, 距離分解能と方位分解能に区別して評価される. 我々は(1)コンパウンド走査方式(接解複合走査方式の各transducerの方位分解能の限界を求めた. その結果2.5mm~4.5mmの範囲内であつた. (2)Focal Lengthについては指示値とかなり異なつたtransducerも数多く見られ, 中には4cmもズレているものもあつた. (3)Focal zoneの内外における物体の形状変化についても求めた. この結果near fieldやfar fieldにある場合, その物の形状は変形し判別は難しくなつた. (4)Water bagを使用する際は蒸留水, 脱気水を用い, bagはなるべく薄手の物を用いるか, または厚手のbagの場合は目的部位の深さより深めに水を入れなければならない.
ISSN:0021-1699
1884-8729
DOI:10.11261/iryo1946.36.156